印象を構成する3つのABC

私が所属するAICIイメージコンサルタント協会(イメージコンサルタントの専門家集団)Association of Image Consultants International (aici.org)(リンク先)では、イメージは次のABC、3つの要素で構成されていると定義しています。

  • Appearance(外見)
  • Behavior (立ち居振る舞い)
  • Communication(コミュニケーション)

私はイメージコンサルタントとして独立をして、最初はA(外見)のコンサルティングをメインで行っていました。クライアントにマッチする色を診断し、その方の体型や骨格に合う、服のシルエットや素材などをお伝えするという仕事です。診断後は、カラーの見本手帳や結果表をお持ち帰りいただくのですが、結局、時がたてばすっかり忘れてしまうという方が沢山いらっしゃいました。「カラー見本を持ち歩いて買い物にいっています」という後日談を聞くと、嬉しくなっていたものです。

外見は身に付けるものによって瞬時に変わります。逆に言えば一瞬で元に戻ってしまいます。そして、その切り取った瞬間で、中身まで判断されることがあるので注意が必要です。一方で、見た目だけ変わっても中身が変わらないとあまり印象が変わらない、格好ばかりで中身が伴っていないと逆に印象が悪くなる、という見方もあります。外見の変化が内面にも良い影響を及ぼす相乗効果を期待したいところですが、そんな人ばかりではありません。

そこで私がABCの中でやはり一番重要だと思ったのが、Cのコミュニケーションなのです。

コミュニケーションは洋服を変えるように一瞬では変わりませんが、習得すれば一瞬で元に戻ることもありません。そして長期にわたりビジネスや、職場の人間関係に多大な影響を及ぼします。AとBも引き続き行っていきますが、今後は印象の中でも特にCに軸を置いて研修・コンサルティングを行っていきたいと思っています。 コミュニケーションといっても色々あります。その中でも特に、価値観の異なる他者との関わりに有効なコミュニケーションスキルについて、追々書いていきます。

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