マスク着用のコロナ禍で分かったこと

新型コロナウィルス流行が、少なくとも日本で少し落ち着き始めたと思ったら、新たな変異ウィルスが発見されました。またか、とがっくり肩を落とされた人も多いのではないでしょうか?年の瀬を迎えますが、まだまだ不安な日々が続きそうです。そしてこれからもしばらくは、マスク生活が続きそうですね。

ところで私たち日本人は、マスクにさほど抵抗感はありませんが、欧米各地ではマスク拒否の運動などが行われており、マスクに拒否反応を示す人が多くいるようです。なぜでしょうか?

実は、日本人を含む東洋人は、目で相手の印象を読み取り、欧米人は口元で読み取るといった調査結果があるのです。ですから、口元を隠されると、欧米人は相手がどんな人で、どんな感情を抱いているかわからず不安になるそうです。相手の感情を読み取るのに目よりも口元を重視しているのですね。それに対して日本人は目元を重視しているのだそうです。

日本を含むアジアと欧米のこの「目と口」の話は、2018年頃からSNSを通じて話題になっていました。それがこのコロナ禍のマスク着用で、あらためて検証されたように思います。

絵文字で感情を表す時にも、日本人は目で感情を使い分けますが、欧米は口で使い分けます。

背景が分かると、欧米人のマスクに対する違和感もなるほど、と納得できます。 さて、目の印象を重視する私たち日本人は、できればコミュニケーションの際にも、もっとしっかりと相手とアイコンタクトがとれるといいと思います。私のビジネスパートナーの英国人は、アイコンタクトを取らない人は信用できないので一緒に仕事はしない、ときっぱりと言っていました。ビジネスでも目力を味方につけたいものです。

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