英語のブラッシュアップのために、日々「オンライン英会話」を活用しています。
昨日はモロッコの男性講師でした。そして今日はジャマイカの女性講師。モロッコもジャマイカも私はまだ訪れたことがありませんが、その国の人と話して情報交換をしているうちに、相手との距離が縮まり、その国や、そこに住む人々を身近に感じることができるのはとても素敵です。
自分の生活にはあまり関係ないと思っていても、ふと気がつくと日常でつかっているヘアオイルは”モロッカンオイル”。そして実はモロッコ産の”アルガンオイル”も、日々使っていることに気づきます。ジャマイカといえばなんといってもレゲエ。そういえば昔はよく聴いていたなぁと、久しぶりに、レゲエの神様”ボブ・マーリー”の名曲を聴き、ちょっと感動をしていました。こんな風に東京の自宅に居ながらにして、毎日世界中の人とクリックひとつでつながることができることに、あらためてテクノロジーの偉大さを感じています。
さて、私はこんな風に楽しみながら日々英語の勉強をしているのですが、「オンライン英会話」以外に「TED Talks」も聴いています。TEDは「T: テクノロジー」「E:エンターテイメント」「D:デザイン」の略だそうです。
これら3つの分野における一流のスピーカーの講演を、いつでも好きな時に動画で再生することができる、というのはとてもお得ですよね。お気に入りのスピーカーの講演は、何度も何度も繰り返し聴くこともができます。
今回は、その中で、心理学者のロバート・ウォールディンガー氏の話をご紹介したいと思います。
タイトルは「人生を幸せにするのは何?最も長期に渡る幸福の研究から」です。
あなたは「人生を幸せにする」のは何だと思いますか? 富や名声でしょうか?
75年間にわたり、724人の男性を追跡調査し、毎年、仕事や家庭生活、健康などを記録し、「人生を幸せにするのは何か」を追求しました。長期間ですから、研究チーム側も世代交代し、ウォールディンガー氏は4代目の研究責任者で、被験者の724人も、未だ健在なのは講演の時点で約60人、その殆どがすでに90歳を超えているとのことでした。被験者はハーバードの学生だったり、ボストンの極貧環境で育った人だったり背景も様々です。従って大人になってからの職業も、工場労働者やレンガ職人や、医師、弁護士とそれぞれです。一人はアメリカ大統領になったそうです(誰でしょうか?気になります。)
そしてこの75年にわたる研究からはっきりわかったことは、
The good life is built with good relashionship.
ということ。人生を幸せにするのは、富でも名声でもなく「良い人間関係」につきるという事だったそうです。家族 、友達 、コミュニティと よくつながっている人ほど、幸せで身体も健康で、つながりの少ない人より 長生きするという事が 分かりました。
とてもシンプルですし、予想通りの答えではあります。しかし、あらためて、「人と良い関係を築く」ことが私たちを幸せにすること、そしてそのために周囲とどんな関わりをしていくか、というコミュニケーションの重要性を感じた内容でした。
疎遠になっている大切な友人に久しぶりに連絡をしてみようかなと思っています。