これから毎週月曜日にブログをアップデートすることにしました。
実は、コーチング仲間と約束をして、お互いに目標を決めてそれぞれが達成の報告を定期的にしあうことにしたのです。自分との約束はなかなか守れませんが、誰かとの約束は基本的には人は守ろうとしますよね。また相手が頑張っていると「自分も頑張ろう!」という前向きな気持ちになれます。これはなかなか効果的な方法かもしれません。自然に習慣化できるようになるまで、人の力も借りながら、ちょっとやってみようかなと思っています。
さて、私はセミナーや研修の中で、「印象」や「異文化コミュニケーション」の重要性を軸に話をしています。独立する前に長く外資系企業で働いていた経験から、この2つが「働きやすさ」を実現したり、仕事のチャンスを広げるための、大きな鍵だと実感しているからです。
最初にセクレタリーとして就職した会社では、様々な国の人々が働いていました。サリーなど民族衣装を身にまとった人、頭にターバンを巻いている人等、その文化の多様性や自由な空気感に魅了されていました。一方で、言葉の壁、コミュニケーションにも大変苦労をしました。フィリピン人、イタリア人、中国人、アメリカ人、インド人等、色んな国からの上司や同僚と共に働く中で、相手の言っている英語が理解できない、自分の言いたい事もうまく伝えることができない、そのような壁によくぶつかっていました。
周囲の日本人は、自分とは違い帰国子女など英語がペラペラのバイリンガルが多く、そのため自分の英語に強いコンプレックスも持っていました。バイリンガルセクレタリーなのに「英語が下手だ」と思われたくないと、内心ビクビクしていました。帰国子女の前で自分の英語を聞かれたくない、といつも思っていました。今考えると、言葉そのものよりも、そのメンタルのほうが問題だったと思います。
そのような中でなんとか英語力を伸ばしたいとコンプレックスをバネに、地道に英語の勉強を続けてきました。その結果、現在は英語や異文化対応力等の研修のご依頼をいただけるようになりました。ただ自分が教える立場になった今でも、英語の勉強は継続しています。母国語でない語学の勉強には終わりはないと考えているからです。そして、コロナ禍においてはじめたのが、「オンライン英会話」です。
今日はその「オンライン英会話」で私が痛感している「印象」の重要性について書きたいと思います。今学んでいるそのオンライン英会話スクールには、実に様々な国籍の講師がいます。フィリピン、セルビア、ボスニアヘルツェゴビナ、ジンバブエ、エジプト、インド等、本当に色んな国からの講師が登録されています。そしてそれぞれの講師には、受講者からの評価の平均値がつけられています。5点満点の評価で、4.90以上の講師は概ね好印象。それ以下は少し残念な講師が多い、というのが私の感触です。
では一体、その評価は何が基準なのでしょうか?英語が母国語でない国の講師が殆どですが、発音はいずれもほぼネイティブと同じできれいです。教え方も大きく違いません。フリーカンバセーションでない限り、手順は同じ。マニュアルに従って教えているのでしょう。では受講は何を元に判断しているのでしょうか?
私はオンライン上に講師の「大きな笑顔」が映った瞬間に、「あっ、今日はやはり高評価の講師だな。」と思います。そしてその講師が「自分で喋りすぎる人」でない限り、その印象は最後まで大抵変わりません。「笑顔」と相手の話をしっかりと聴く「傾聴」の2つが揃うと、最初の好印象が最後まで覆ることは殆どないのです。言語を教えるスクールですが、結局受講者からの評価に大きく影響を与えているのは、話していない時間、非言語、ノンバーバルにおけるその人の印象なんですね。特に笑顔は国境を越えて相手に伝えることができる「世界共通語」だなと、毎回痛感しています。本当に大事です!!
さぁ、今週も「世界共通語」を味方につけて、口角をあげて「ビジネス印象力」あげていきましょう!